プラスナイススタッフコラム相続不動産を相続したら・・・

スタッフコラム

2025.01.06

不動産を相続したら・・・

相続した不動産の売却は、税金や手続きに関する注意点が多いため、慎重に進める必要があります。以下は、基本的な流れと注意点です。


1. 不動産の相続手続き

不動産を売却する前に、以下の手続きを完了させる必要があります。

  • 遺産分割協議
    複数の相続人がいる場合、遺産分割協議を行い、不動産の所有者を確定します。

    • 遺言がある場合:遺言書の内容に基づいて手続きを進めます。
    • 遺言がない場合:相続人全員で協議し、合意を得ます。
  • 相続登記
    不動産の名義を相続人の名前に変更します。この手続きは法務局で行います。
    必要書類:

    • 被相続人(亡くなった方)の戸籍謄本
    • 相続人全員の戸籍謄本
    • 不動産の固定資産税評価証明書
    • 遺産分割協議書(必要に応じて)

2. 不動産の売却手続き

相続登記が完了したら、売却を進められます。

  • 不動産業者への相談
    売却価格の査定を依頼します。信頼できる業者を選ぶことが大切です。

  • 買主の選定と契約
    買主が決まったら、売買契約を結びます。この際、契約内容や条件を確認し、不利な条件がないか注意しましょう。

  • 売却代金の受領と引き渡し
    売却代金を受け取った後、不動産を引き渡します。


3. 税金の確認

不動産売却には、いくつかの税金が関係します。

  • 譲渡所得税
    不動産を売却して利益が出た場合に課される税金です。

    • 譲渡所得 = 売却価格 – (取得費 + 譲渡費用)
    • 取得費は、被相続人が購入したときの価格や、相続税評価額などを基準に計算します。
  • 特別控除の適用
    「相続財産を売却した場合の3,000万円特別控除」が適用されることがあります。この控除を受けるためには、一定の条件を満たす必要があります。

  • 住民税と所得税
    譲渡所得に対する税金として課されます。

  • 固定資産税
    売却までの間の固定資産税は相続人が負担します。


4. 専門家への相談

手続きや税金の計算は複雑になることが多いため、以下の専門家に相談することをお勧めします。

  • 税理士:譲渡所得税の計算や申告
  • 司法書士:相続登記手続き
  • 不動産業者:売却のサポート
  • 弁護士:相続人間のトラブル対応

不動産の売却は手続きが多岐にわたるため、状況に応じて専門家を活用しながら進めるのがポイントです。詳細なアドバイスが必要であれば、具体的な状況を教えていただければさらにお手伝いします。

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